about
プロフィール
香川県生まれ。造船工学を学び、20代を造船所で船舶の基本設計に従事。
1979 職業技能訓練校で木工基礎を学ぶ。
1980 静岡市に工房を開設。単品製作による家具を作りはじめる。
1985 藤枝市に工房/住居を建て移転。
以後、創作家具を製作している。
工房
斉藤衛家具工房はデザイン、素材の選定、制作から仕上げまで一貫して行う小さな家具工房です。
素材の質感を大切にしながら使い易く美しい家具でありたいと工夫と改良を重ねて、シンプルで使いやすく空間に落ち着いた潤いをもたらす家具を製作しています。
心がけていることは出来るだけていねいに時間をかけて製作することです。
それによって使う方の日常の生活のなかで味わい深いものとなるよう、願いながら。
技術
製作は伝統的な木組みを主な技法として、様々な技法を試みています。日本には素晴らしい技術が残されていて、梅雨の湿度と冬期の乾燥による木材の伸縮に対応し、木の素質を生かす知恵があります。
仕上げは亜麻仁油を主体とした透明な家具用オイルをくりかえし拭き込む方法で、素材の自然な美しさと豊かさを引き出すような方法です。テーブルなど、湿気と汚れが予想されるものには、ウレタンを少し混ぜたオイルを用い、耐水性を高めています。
素材
広葉樹の貴重な良材の購入にはつねに精力をかたむけています。
選び抜いた材料は充分乾燥させたものを使い、製作過程でも常に内部応力を逃がし細かく注意を払いながら組み上げていくことによって、長く使っていただける家具をお届けしたいと思っています。
下は当工房で主に使用している材の塗装後の画像です。(天然素材ですので,画像と作品には多少の違いがあり、また、使用場所や頻度によって色や表情の経年変化は違いが出てくることをご了承ください。)